脱毛を解約した場合のローンの支払いについて【契約前の基礎知識】

脱毛はローンを組むなどして分割払いする人が多いですが、解約したときどうなるかまでは誰も考えないと思います。

そこでここでは、ローンで契約した脱毛を解約した場合に支払いはどうなるのかについて、どこよりも詳しく分かりやすく解説しています。

「脱毛サロンで組んだローン」「クリニックで組んだ医療ローン」「クレジットカードの分割払い」、それぞれのケースを解説しています。

また、自己都合での解約と倒産など先方都合での解約では、その後の支払いへの対処法が変わってきます。

ローンを組んで契約した脱毛を解約した場合、その後の支払いは一体どうなるんでしょうか?

解約を前提に契約する人なんていませんが、万が一に備えておくことは重要です。
支払い方法を選択する上でも、役に立つからです。

脱毛を解約した場合のローンの支払い

さっそく結論ですが、脱毛を解約した場合でもローンは最後まで支払わなければなりません。

ただし、倒産など先方に原因がある場合はその後の支払いから逃れることができます。
詳しくは、後述します。

自己都合で解約する場合

「予約が思うように取れない」「効果が実感できない」「スタッフが気に入らない」などで解約する場合が、自己都合に該当します。

解約後の支払い方法は、2つです。
それまでと同じように払い続けるか、残債一括返済です。

一括返済する場合は、信販会社やクレジットカード会社に連絡しましょう。

脱毛サロンで組んだ「ショッピングローン」やクリニックで組んだ「医療ローン」の信販会社や、「分割払い」や「カードローン」で利用したクレジットカード会社です。

戻し金利を計算して、「いつまでならいくら」という金額を出してもらえます。
一括返済すれば金利がかかる期間が短縮されるため、その分金利手数料が安くなる、というわけです。

解約のタイミングやローンの支払い条件にもよりますが、解約返金だけで完済できる可能性もなくはありません。



逆に、解約しても返金分で残債が一括返済できずにローンが残る場合もあります。
この場合ももちろん、最後まで払い続けなければなりません。

倒産が原因で解約する場合

脱毛サロンやクリニックが倒産した場合の解約が、先方都合に該当します。

先方都合で解約した場合、未施術分に関しては対処法が違います。

自己都合で解約した場合は返金してもらったお金を一括返済に充てますが、倒産の場合は返金できるお金が残っていないので、そもそも返金されません。

過去の事例を見ても、倒産した場合は返金されていないんです。
したがって、倒産した場合は信販会社やクレジットカード会社に「支払い停止抗弁書」を提出して支払いを停止してもらわなければなりません。

販売店と消費者の間で問題が発生している場合、消費者は信販会社やクレジットカード会社からの請求を拒否できます。
これは、割賦販売法で定められています。

「支払い停止抗弁権」の適用条件

  • 支払期間が2ヶ月以上で支払い回数が3回以上
  • 4万円以上の支払い(リボ払いは38,000円以上)

「支払い停止抗弁書」は、書面で申請する必要があります。

万が一申請が必要になった場合は、日本クレジット協会の支払停止等の抗弁に関する手続きについて(ご案内)にテンプレートがあります。
注意事項や記入例もあるので、参考にして作成しましょう。

解約したのにローンを払い続けなければいけない理由

脱毛を解約しても、ローンが残る場合があります。
もちろん最後まで払わなければいけませんが、もしかしたら納得できないかもしれません。

ですが、ここを読めば納得できるはずです。



まずは、サロンやクリニックとの関係から見ていきましょう。

大前提として、脱毛を解約して返金されるお金は未施術分のみです。

ちなみに返金されるお金は、信販会社やクレジットカード会社ではなく、あなたに渡ります。
脱毛は、あなたとの間に結ばれた契約だからです。

当然ですが、すでに施術を受けている分の料金は返金されません。



次に、信販会社やクレジットカード会社との関係を見てみましょう。

解約して支払いが不要になるのは、未施術分の料金のみです。
すでに施術を受けている料金に関しては、支払い義務を免れません。

未施術分の料金に関しては、サロンやクリニックからの返金で相殺できます。

つまり残ったローンは、すでに施術を受けた分の料金というわけです。
未施術分の料金を払うわけではないので、安心しましょう。



ではなぜこのような状況になるのかと言えば、施術ペースと返済ペースが違うためです。

例えば、1回の単価が10,000円の脱毛を2ヶ月に1回受けていたとしましょう。

毎月の支払いが3,000円なら、2ヶ月での支払いは6,000円です。
つまり、同じ期間内の施術料金と支払額にズレが生じているわけです。

これが、脱毛を解約してもローンを払わなければならない理由です。

クーリングオフした場合のローンの支払い

脱毛の契約から8日以内であれば、クーリングオフ(契約解除)できます。

したがって、支払い方法がローンやカードでの分割払いでも、支払いが発生することはありません。
仮にサロンやクリニックに頭金を払っているなら、返金してもらえます。



クーリングオフするには、契約解除通知を作成しサロンやクリニックと信販会社の両方に発送しなければなりません。

国民生活センターの、クーリング・オフの手続き方法を参考にするといいでしょう。



また、行き違いで信販会社から確認の電話が入るかもしれませんが、「クーリングオフします」と伝えれば、ローンは成立しません。

まとめ

脱毛を解約する場合のローンの支払いについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

返金されても、金利手数料がかかっていたり解約手数料が引かれたりするので、結局ローンだけが残るという状況はほぼ避けられません。

支払い総額が大きくなるプランでローンを組むほど、解約した場合には残債も多く残りがちです。

中でも特に注意したいのが、通い放題でのローンです。
返金対象がほんの数回に設定されているケースが多いので、割と早い段階で返金額がゼロになってしまいます。



契約プランを検討すると同時に、支払い方法も比較検討してみるといいかもしれません。



脱毛の支払い方法は他に、月額制や都度払いもあります。