気になる部位だけ部分脱毛するのとまとめて全身脱毛するのとでは、値段にどの位の差が出るのか気になってはいませんか?
ここでは、脱毛における部位と値段の関係について詳しく解説しています。
実は絶対的な法則と意外に見落としがちな事実があるので、必ず確認してください。
全身脱毛と部分脱毛のどっちを選ぶべきかが、分かります。
また、脱毛サロンと医療脱毛クリニックの価格差も気になると思います。
ここでは、脱毛サロンと医療脱毛クリニック別に、セットコースとパーツ単位の料金相場もまとめています。
以上の2点を抑えておけば、どこでどんなプランをどういう順番で契約すべきなのかが判断しやすくなります。
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脱毛の部位別の値段の相場
まず最初に抑えておきたいのが、脱毛する際の部位と値段の関係です。
結論からいえば、部位数が多いセットプランほど1部位当たりの単価は安いです。
つまり、1部位単位での契約がもっとも割高で、顔もVIOも含む全身脱毛がもっとも割安、ということです。
とはいえ問題は、予算との兼ね合いです。
1部位当たりの単価は低くても、総額では高くなります。
この点を踏まえた上で、どのプランを選ぶべきかのかを考えていきましょう。
全身脱毛の値段の相場
全身脱毛の値段は医療脱毛よりエステ脱毛の方が安い、という認識かもしれませんが、必ずしもそうとは言えない理由が2つあります。
1つ目は、価格差の縮小が挙げられます。
最近の傾向として、脱毛サロンでは値上げが多く医療脱毛クリニックでは値下げが多い、という現象が目立ちます。
2つ目は、効果を基準に考えた場合のコストパフォーマンスです。
エステ脱毛の効果は一般的に、医療脱毛の3分の1しかないと例えられます。
同じ回数でも効果が違う、という事実を十分認識しておくことも大切です。
種別 | 回数 | ムダ毛の処理率 | 値段(税込) |
---|---|---|---|
脱毛サロン | 6回 | 約40% | 136,000円 |
12回 | 約80% | 235,000円 | |
通い放題 | 約100% | 309,000円 | |
医療脱毛クリニック | 5回 | 約80% | 330,000円 |
8回 | 約100% | 557,000円 |
部分脱毛の値段の相場
理想を言えば、最初から全身脱毛するのがもっともリーズナブルです。
そして全身脱毛だけで完結してくれればいいのですが、現実は違います。
いきなりの全身脱毛はハードルが高いので、ワキ脱毛キャンペーンから始めるのがおすすめです。
値段も安いですし、メイン以外の部位を体験できるからです。
その後、全身脱毛に乗り換えます。
乗り換え割が利用できれば、全身脱毛の料金がいくらか安くなります。
例えば脱毛サロンで全身脱毛の施術を12回受ければ、自己処理はほぼ不要になります。
ただ黒い色素に依存する脱毛方式の場合、他の部位に比べ、顔やVIOはそこまでの効果は感じられていないかもしれません。
なぜなら、顔の毛は色素が薄いために光に反応しづらく、VIOは色素沈着しやすいために低出力でしか照射できないからです。
12回終了時点でその他の部位には概ね満足できていれば、全身脱毛で追加契約する必要はありません。
今回の例なら、追加契約は顔脱毛とVIO脱毛だけで充分、ということです。
更に付け加えるなら、顔脱毛やVIO脱毛は「黒い色素に依存しない脱毛方式」である「蓄熱式」がおすすめです。
蓄熱式なら産毛やにも効果が落ちませんし、色素沈着した部位にも安全に照射できます。
更に、最短2週間に1度の施術が可能です。
顔脱毛の料金相場
顔脱毛のセットコースはすべての脱毛サロンや医療脱毛クリニックで用意されているわけではないので、注意してください。
種別 | 回数 | ムダ毛の処理率 | 平均価格(税込) |
---|---|---|---|
脱毛サロン | 6回 | 約40% | 55,000円 |
医療脱毛クリニック | 5回 | 約80% | 92,000円 |
VIO脱毛の料金相場
VIO脱毛のセットコースはすべての脱毛サロンや医療脱毛クリニックで用意されているわけではないので、注意してください。
種別 | 回数 | ムダ毛の処理率 | 平均価格(税込) |
---|---|---|---|
脱毛サロン | 6回 | 約40% | 58,000円 |
医療脱毛クリニック | 5回 | 約80% | 88,000円 |
部位単位の値段の相場
小さな部位は他にもありますが、主な部位1回当たりの値段がこちらです。
脱毛サロンのワキ脱毛キャンペーンは含めていません。
上下等に分類されている部位は、どちらか一方の高い値段を掲載しています。
小さな部位 | 脱毛サロン | 医療脱毛クリニック |
---|---|---|
うなじ(襟足) | 4,003円 | 9,495円 |
鼻下 | 2,860円 | 4,708円 |
ワキ | 2,970円 | 1,338円 |
二の腕 | 6,111円 | 17,045円 |
手の甲・指 | 2,933円 | 6,883円 |
胸 | 6,692円 | 18,970円 |
乳輪周り | 2,970円 | 9,495円 |
お腹 | 6,692円 | 18,970円 |
背中 | 6,692円 | 18,970円 |
Iライン | 4,180円 | 8,945円 |
Oライン | 4,263円 | 7,570円 |
脚 | 6,967円 | 18,970円 |
足の甲・指 | 2,933円 | 6,883円 |
脱毛にかける費用を抑える方法
部位数が多いセットプランほど1部位当たりの単価は安くなりますが、実は部位によって脱毛効果が違うんです。
顔もVIOも含む全身脱毛がもっともリーズナブルな事実に変わりはありませんが、全体的な効果を考えた場合、ずっと全身脱毛一本槍では割高になります。
つまり費用を抑えてお得に脱毛するには、全身脱毛以外のプランも活用することがポイントとなります。
また、回数制の全身脱毛なら「乗り換え割」「学割」「ペア割」といった割引が適用されます。
割引額や割引率は各社で異なりますが、費用を抑える方法として頭の片隅に置いておくといいでしょう。
ちなみに、脱毛にかける費用を長いスパンで捉えてみるのもおすすめです。
特に、サロンの光脱毛ではで永久脱毛できません。
通わなくなると、ムダ毛は高確率でまた生えてきます。
個人差もありますが、効果の持続期間はおよそ5年と言われています。
対するクリニックのレーザー脱毛では、永久脱毛が可能です。
二度と生えてこなくなるとは断言できませんが、また生えてきて通い直す必要はありません。
パーツ単位の脱毛は最後の仕上げに!
効果が実感しにくいパーツは、顔脱毛やVIO脱毛のような大きな部位だけとは限りません。
脱毛が終盤になっても、効果に満足できない小さなパーツがあるかもしれません。
そんな時は、パーツ単位で契約して最後の仕上げにかかりましょう。
産毛もないツルツルな状態の肌まで効率よく脱毛するには、全身脱毛と部分脱毛を上手に使い分けるのがポイントです。
その結果、どの部位にも満足できる脱毛効果が得られるだけでなく、ムダな費用を使わずに済みます。
脱毛部位に関する基礎知識
脱毛プランは、必ず部位がベースになっています。
同じ部位でもサロンやクリニックによっては、分類の仕方や範囲、名称が違うので注意が必要です。
部位数の比較に意味はない
脱毛サロンやクリニックでは施術可能な部位数の多さをメリットとして強調する傾向がありますが、ハッキリ言って無意味です。
上下左右裏表などと単に細かく分類されているだけで、範囲として見ればほぼ同じだからです。
施術範囲で細かい違いが出やすい部位が、「顔」と「VIO」です。
顔は全体なのか半分程度なのか、Iラインはキワまで照射できるのかどうか、などです。
部位の種類
ここでは、具体的にどんな部位があるのかを紹介しています。
大きな分類 | 小さな分類 |
---|---|
顔 | 額、鼻、鼻下、頬、あご、うなじ |
腕 | ひじ上、ひじ、ヒジ下、手の甲・指 |
胴体 | 肩、ワキ、胸、乳輪周り、お腹、背中、腰、ヒップ |
脚 | ひざ上、ひざ、ひざ下、足の甲・指 |
VIO | Vライン、Iライン、Oライン |
大きな分類の部位は、セットコースとしてまとめられたりします。
注意したいのが、全身脱毛です。
「全身脱毛」というプラン名であっても、特に医療脱毛では「顔」や「VIO」が含まれないケースがデフォルトです。
脱毛サロンでも同じように、全身脱毛に「顔」や「VIO」が含まれないケースもあります。
また、小さな分類の部位は、面積の大きさによって「S」「M」「L」に分類されます。
「Mパーツ」が設定されているケースは少ないので、大抵は「Sパーツ」と「Lパーツ」となっています
部位の大きさによって、1回あたりの金額が違います。
部位が違えば毛質も違う
普段はあまり意識することはありませんが、実は部位ごとに毛質が違います。
ワキやアンダーヘアは太く濃い毛、腕や足はやや細くやや薄い毛、顔は細く薄い産毛、といった具合です。
そして、毛質が違えば脱毛効果も変わります。
なぜなら、「太く濃い毛に強い脱毛方式(熱破壊式系)」と「細く薄い産毛にも効果が落ちない脱毛方式(蓄熱式)」の2種類があるからです。
そのため全身脱毛しても、効果を実感しやすい部位と実感しにくい部位が出てきます。
どんな脱毛方式で施術するかにもよりますが、部位ごとに効果が違う、ということだけは覚えておきましょう。

ちなみに、使用している脱毛マシンが分かれば、熱破壊式系なのか蓄熱式なのか、それとも両方兼ね備えているのかが分かります。
追加料金の相場
脱毛では、追加料金がかかる場合がいくつかあります。
何にどのくらいかかるのか、チェックしておきましょう。
- 剃り残しがある場合のシェービング代 約1,000円
- クリニックでの麻酔代 1,000円から3,000円
- 予約キャンセル料 1回分消化扱い
シェービング代(剃毛料)
脱毛サロンの場合、回数制ではシェービング代無料での対応が多くなっています。
脱毛サロンの月額制や都度払いの場合、シェービング代は1回当たり1,000円程度かかります。
クリニックの多くでは剃毛代と呼称されますが、プランによって有料無料が決まっているわけではありません。
どちらかといえば、クリニック全体としての基本姿勢として、剃毛代が無料になっているか有料になっているか、といった感じです。
いずれにしても、手の届きにくい「うなじ」「腰」「背中」「お尻」などは、シェービング代(剃毛料)無料となっています。
麻酔代
クリニックでの医療脱毛は、痛みの大きさが気になります。
ですが追加料金を払って麻酔を頼めば、痛みに対する不安を取り除いて施術を受けられます。
麻酔には「麻酔クリーム」と「笑気麻酔」があります。
どちらも料金的には同じくらいで、麻酔の相場としては1,000円から3,000円といったところです。
予約キャンセル料
予約はしたものの、生理と重なるなどして行けなくなるケースは珍しくありません。
キャンセル料の有無は、確認しておきましょう。
規定の日時までに予約キャンセルできれば何の問題もありませんが、当日キャンセルには「1回分消化扱い」という重いペナルティが課されます。
サービス業の当日キャンセルは、お店側が一方的に損害を被ります。
キャンセル規定は各社で違うので確認が必要ですが、事前に分かっているなら必ず期日前に連絡しましょう。
ちなみに、ホテルやレストランなどでの当日キャンセルも、キャンセル料は100%となります。
まとめ
脱毛の部位と値段の関係について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
「やりたいところからやっていく」では、お金も時間も無駄にしてしまいます。
脱毛の費用を抑えるコツは、「広い範囲から小さなパーツへの移行」が大切です。
部位を小分けにしての脱毛では、費用が非常に高額になります。
間違えても、部位を選択するプランからは始めないようにしましょう。