脱毛の支払い方法でおすすめはどれ?【倒産リスクを考慮したランキング】

脱毛の支払いは一括払いと分割払いのどっちにするべきかで、迷っていませんか?

充分な手持ち資金があれば一括払い
金額が大きくて一括払いできなければ分割払い

という選択が一般的です。



一般的なんですが、これってどちらも全額前払いするため実は危険なんです。

というのも、脱毛サロンが倒産した場合に返金されない可能性が非常に高いからです。

通おうとしている脱毛サロンが倒産するかもなんて考ないと思いますが、大手人気サロンでも普通に倒産します。

つまり、誰でも当事者になる可能性があるんです。



実際に2022年4月以降、キレイモが金銭トラブルのまっただ中にいます。
従業員への給与未払い、取引業者への支払い遅延、そして解約しても一向に返金されない、という状況に陥っています。

そして2022年8月26日、脱毛ラボが倒産しました。



ここでは脱毛サロンの倒産リスクを踏まえたうえで、脱毛にどんな支払い方法があるのかを紹介しています。
そして、脱毛の支払い方法のメリットデメリットも解説しています。

それぞれの特徴が分かれば、倒産リスクを回避できる支払い方法が分かります。

万が一倒産に巻き込まれた場合でも、被害額をゼロに抑えられます。



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脱毛でおすすめの支払い方法ランキング

ランキング イメージ写真

いきなり結論ですが、倒産リスクを考慮した場合の脱毛の支払い方法おすすめランキングがこちらです。

  1. 都度払い
  2. 月額制(サブスク)
  3. 分割払い
  4. 一括払い

それではまず、脱毛サロンの倒産事情からチェックして行きましょう。

脱毛サロンの倒産率

ビル内の空き物件 写真

脱毛サロンが倒産するなんて、考えたことはないと思います。

でも現在の脱毛業界は、大手人気サロンでも生き残りが難しい状況になっています。

なぜなら、参入障壁が低いために異業種からの競合が次から次へと現われ、差別化が難しくなっているからです。



エステ業界で見ると、「開店後1年で半数」「3年以内に90%」が廃業すると言われています。
10年後の存続率は5%ともいわれているほどです。

この大部分は個人経営のサロンですが、大手脱毛サロンもその渦中にいる事実に変わりはありません。



そして現在話題になっている脱毛サロンは、キレイモだけではありません。

特に著名人プロデュースの脱毛サロンが、ネットニュースでも取り上げられています。

手越祐也が手がける「TEGOSHI BEAUTY SALON」は2020年10月にオープンしましたが、2022年5月末で全店閉店しています。

新田真剣佑のプロデュースで2021年4月にオープンした脱毛サロン「AmSALON」は、2022年5月末でサービスを停止しています。

更に、カリスマYouTuberヒカルがオーナーを務める脱毛サロンのReJehanne by Hikaru(リジャンヌ)にも、経営を心配するニュースが投稿されています。

繁忙期の6月の営業日がたった7日や、予約がガラ空きでまったく埋まっていない、などです。



また、過去には実際に倒産した大手人気サロンもあります。

記憶に新しいところでは、「ミュゼ」「エターナルラビリンス(エタラビ)」「コロリー」です。

ミュゼは経営破綻後事業譲渡し、完全子会社化されて現在は復活しています。

ミュゼは非常にレアなケースですが、いかに大手人気サロンといえども倒産しない保証なんてどこにもない現実がうかがえます。

危ない脱毛サロンの例

警告テープ 写真

倒産リスクを回避するには、倒産しそうな脱毛サロンで契約しないことが第一歩です。

チェックポイント

  • 開業から3年経過しているかどうか
  • 高額プランにやたらと勧誘されないか
  • 他社との差別化はできているか

また、倒産リスクにきちんと備えているかどうかも、重要なポイントです。
契約書に「前受金の保全措置」が含まれているかどうかは、必ず確認するべきです。

管理人A

「前受金の保全措置」とは、全額前払いされた料金から未施術分の一定割合の金額を使わずに取り置いておくこと。

とはいえ、契約時に倒産の予見などできるはずがありません。
脱毛サロンには、2年から3年は通うことになります。

その間に経営陣の交代もあれば、強力な競合の参入もあるでしょう。
何がきっかけで経営状況が悪化するかは、分かりません。

つまりどこで契約するかも重要ですが、これだけでは不十分とも言えます。

脱毛サロンが倒産するとほぼ返金されない現実

金欠 写真

「前受金の保全措置」がされていても、未施術分100%の返金が保証されているわけではありません。

しかも余剰金がある状態で破産するケースはほぼないため、返金されること自体が相当レアなケースだと言えます。

2017年にエターナルラビリンス(エタラビ)が倒産した際にも、破産管財人のホームページ上では「解約を希望してもすでに支払った施術料金の返金(配当)は困難な見通し」とされていました。

実際に、全額を一括前払いしていた人には全く返金されませんでした。



脱毛サロンが倒産した場合、返金してもらえない現実がある、という事実は知っておくべきです。

脱毛サロンが倒産してどうしたらいいか分からないなら、国民生活センター(局番なしの188)に相談してみましょう。

管理人A

ただし参考になるアドバイスはもらえますが、返金されるわけではない、という事実は覚えておきましょう。

脱毛サロンの倒産リスクを100%回避する方法

リスクヘッジ 写真

倒産リスクとは、未施術分の代金が返金されない状況を指します。
そもそも返金の問題が発生するのは、全額前払いしているからです。

なので、倒産リスクを100%回避する方法としては、全額前払いしないことです。

スゴく簡単です!
具体的な方法としては、「月額制」か「都度払い」で契約するだけです。



大きな金額のコースで契約しないのも確かに有効ですが、具体的な方法がわかりません。
何回で区切るのか、施術範囲はどうするのかなど、選択肢が無数に広がるため、新しい問題が出てきて面倒です。

その点全額前払いしない支払い方法を選べば、あとはやめるタイミングを決めるだけでOKです。

脱毛サロンが倒産した場合どうなるのか、各支払い方法の特徴と合わせてチェックしておきましょう。

脱毛の4つの支払い方法を解説

エステティシャン 写真

ここでは、脱毛の4つの支払い方法について解説しています。
各支払い方法の特徴やメリットデメリットだけでなく、脱毛サロンが倒産した場合どうなるのかについても解説しています。

都度払い

都度払いとは、施術のたびに料金を支払う方法です。
スーパーやコンビニで買い物をするのと同じ感覚です。

管理人○

全額前払いしないので、仮に脱毛サロンが倒産した場合でも被害額はゼロです。
必要な手続きは、何もありません。

都度払いのメリット

  • 将来の施術料金を前払いする必要が一切ない
  • 倒産した場合の被害はゼロ
都度払いのデメリット

  • 1回当たりの単価が割高
  • 契約先が限られる
決済方法

  • 現金
  • クレジットカード
  • 電子決済

月額制(サブスク)

月額制は、今風でいうところのサブスクです。
継続して通うことが前提で、毎月支払いが発生します。

「月額○○円」と表記されていれば月額制というわけではありません。

管理人○

月額制も全額前払いしないので、仮に脱毛サロンが倒産した場合にも被害額はゼロです。
ただし、解約手続きは必須です。

月額制のメリット

  • 将来の施術料金を前払いする必要が一切ない
  • 倒産した場合でもすぐ解約すれば被害はゼロにできる
  • 毎月少額で全身脱毛できる
月額制のデメリット

  • 全身脱毛1回に複数回の施術が必要
  • シェービング代が有料
  • 当月の予約を翌月に持ち越せない
  • 解約しない限り支払いが続く
決済方法

  • クレジットカード
  • 口座振替

月額制は現在、「ストラッシュ」「リラクス」「ミライ」くらいでしか契約できません。

分割払い

分割払いと言えばローンですが、利用するには事前審査を受けて通らなければなりません。



また、クレジットカードでも分割払いできます。

どちらにしても、全額立て替えてもらう支払い方法です。



私たちはローン会社やクレジットカード会社に、金利という名のお礼を上乗せして毎月返済していきます。

つまり、脱毛サロンには全額前払いしているわけです。
したがって、脱毛サロンが倒産した場合は返金リスクに直面します。

管理人×

未施術分の代金が返金される可能性は、極めて低いのが現実です。
ただ、手続きさえすれば今後の支払いは拒否できます。

分割払いのメリット

  • 手持ちがなくてもすぐに脱毛を始められる
  • 毎月無理のない支払いで脱毛に通える
分割払いのデメリット

  • 審査に通らなければ利用できない
  • 金利によって支払総額が多くなる
  • 倒産した場合はほぼ返金されない
  • 脱毛に通い終わっても支払いだけが残る場合がある
分割払いの方法

  • ローン
  • クレジットカード(分割払い・リボ払い)

支払いを拒否できる手続きとは?

ローンやクレジットカードで分割払いしている場合や、クレジットカードでリボ払いしている場合、脱毛サロンが倒産したら支払いを停止できます。

まずは信販会社やクレジットカード会社に連絡します。
「支払いをしている脱毛サロンが倒産したので支払いを停止したい」と伝えればOKです。

連絡しないと、脱毛できないのにお金だけは払い続けることになります。



ローンやクレジットカードでの支払いの場合、「支払い停止の抗弁権」という権利が認められています。
販売店と消費者の間で問題が発生している場合、消費者は信販会社やクレジットカード会社からの請求を拒否できます。
これは、割賦販売法で定められています。

「支払い停止の抗弁権」の適用条件

  • 支払期間が2ヶ月以上で支払い回数が3回以上
  • 4万円以上の支払い(リボ払いは38,000円以上)

一括払い

一括払いは、全額を手持ち資金で一括払いする方法です。
現金やクレジットカードで決済できます。

管理人×

脱毛サロンが倒産した場合、返金される可能性は極めて低い支払い方法となります。また、全支払い方法の中で被害額は一番高くなります。

一括払いのメリット

  • 支払総額が最も安い
  • 負債を抱えずに済む
  • クレジットカードを使えばポイントも貯まる
一括払いのデメリット

  • あらかじめ預貯金がなければできない
  • 預貯金が大幅に減ってしまう
  • 倒産した場合はほぼ返金されない

一括払いは、支払総額で考えればもっともリーズナブルな支払い方法です。
その反面、脱毛サロンが万が一倒産した場合には、もっとも被害額が大きくなるリスクをはらんでいます。

人気サロンでも倒産する現実を知っておくべき

倒産を目の当たりにする女性 イラスト

今回、倒産リスクを考慮した上での脱毛の支払い方法おすすめランキングを紹介した理由は、人気サロンの「キレイモ」が金銭トラブルを起こしているからです。

実際に今後キレイモが倒産するかどうかは、今のところ分かりません。

ただ、大手人気サロンの倒産騒動は上述のように、今回が初めてではありません。
実際に、過去には人気だった脱毛サロンが倒産しています。

知名度があれば安心できるのは事実ですが、人気サロンでも倒産するという現実は知っておくべきです。



脱毛は、数年間に渡る長期戦です。
3年後や5年後でも存続している保証はありません。

倒産した場合、返金される可能性は極めて低いのが現実です。
そう考えると、一括払いや分割払いといった全額前払いには、大きなリスクしか感じません。

もしも倒産リスクを回避したいなら、支払い方法は「都度払い」か「月額制」がおすすめです。

全身脱毛1回当たりの単価

サロン名 全身 6回 1回当たりの単価
C3 95,000円 15,833円
ストラッシュ 150,400円 25,066円
脱毛ラボ 175,980円 29,330円
ディオーネ 198,000円 33,000円
ミュゼ 119,702円 19,950円
ラココ 118,800円 19,800円