分割払いのデメリット 注意点や解決策も解説

脱毛で分割払いするデメリットは、契約前に知っておきたいですよね?

高額になりがちな脱毛では、ローンかクレジットカードかを問わず、多くの人が分割払いを希望します。
ですが分割払いのデメリットを知らなければ、高確率で損をします。

このページでは、脱毛で分割払いするデメリットを決済方法別に解説しています。
見落としがちな注意点も紹介しているので、要チェックです。

また、分割払いのデメリットを軽減できる解決策や賢い利用方法も、紹介しています。

分割払いを賢く利用すれば、「脱毛」と「支払い」の両面で大きなメリットを享受できます。



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脱毛で分割払いする8つのデメリット

脱毛で分割払いするデメリットは、以下の8点です。
ローンとクレジットカードに共通するデメリットもありますが、特有のデメリットもあります。

脱毛で分割払いするデメリット

  • 【共通】金利手数料が上乗せされる
  • 【共通】支払いだけが残りがち
  • 【ローン】審査に通らなければ利用できない
  • 【クレカ】持っているカードの取り扱いがないかもしれない
  • 【クレカ】分割払いに対応していない可能性がある
  • 【クレカ】後から自分で手続きが必要になるかもしれない
  • 【クレカ】利用可能枠に収まらないかもしれない
  • 【クレカ】支払い方法の融通が利かない
管理人人差し指

クレジットカードの分割払いとは、支払い回数が3回以上の支払い方法です。
ここでは、「リボ払い」「キャッシング」「カードローン」は考慮していません。

では、個別に見ていきましょう。

【共通】最大のデメリットは金利手数料

脱毛で分割払いする場合、脱毛料金に金利手数料や分割手数料が上乗せされます。
これは、ローンでもクレジットカードでも同じです。

手数料の金額は、「元金(脱毛料金)」「金利」「支払回数(期間)」によって決まります。
脱毛の分割手数料が高いかどうかは、下記の金利が判断基準になります。

金利の違い

契約先 ローンの種類 金利の目安
脱毛サロン ショッピングローン 15%前後
医療脱毛クリニック 医療ローン 10%未満
サロンとクリニック クレジットカード 10%から15%

クレジットカードの金利はクレジットカード会社によって違いますが、支払い回数が増えるほど「金利自体」が高くなります。

ローンの金利は固定ですが、支払期間が長くなるほど金利手数料もかさみます。

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分割払いするにしても、クレジットカードとローンのどっちにするかで手数料に違いが出る可能性があります。

(※)楽天カード(※)のように、クレジットカードは分割払いのシミュレーションができるケースもあります。
楽天カードの分割払い返済シミュレーション

お使いのクレジットカードでも、確認してみましょう。

【共通】支払いだけが残りがち

脱毛料金を分割払いすると、契約回数をすべて消化し終わった後も支払いだけが続きがちです。

「施術1回分の単価」と「施術を1回受けるまでの支払額」に開きがあればあるほど、支払いだけの期間が長くなります。

毎月の支払額があまりにも安すぎる場合は、増やしてもらいましょう。
支払いだけの期間を短縮できますし、金利手数料も安くなります。

管理人人差し指

脱毛サロンや医療脱毛クリニックの公式サイトや広告に記載されている金額は、あくまでも支払い例です。
支払い条件は調整できるので、無料カウンセリングで相談しましょう。

【ローン】審査に通らなければ利用できない

ローン イメージ写真

脱毛でローンを組む際には、必ず審査に通らなければなりません。

継続的な支払い能力に疑問を持たれると、審査には通りません。
ローンの審査に通らなければ、脱毛の契約もできません。

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とはいえ、安定収入がありさえすれば高確率で通ります。
学生や主婦でもアルバイトやパートで安定収入があるなら、心配する必要はありません。



もし審査に落ちた場合でも、安定収入のある保証人を付ければほぼ通ります。
家族や配偶者などに、相談してみましょう。

【クレカ】持っているカードの取り扱いがないかもしれない

脱毛サロンやクリニックによって、取り扱っているカード会社が違います。
「VISA」と「Mastercard」はほぼ使えますが、「JCB」と「American Express」は使えない可能性もあります。

どのクレジットカードが使用できるかは、店舗ごとに個別に確認する必要があります。

【クレカ】分割払いに対応していない可能性がある

脱毛サロンやクリニックによっては、クレジットカードでの分割払いに対応していないケースもあります。

この場合、あとから分割払いに変更できるクレジットカードでなければ、クレジットカードでの分割払いはできません。

【クレカ】後から自分で手続きが必要になるかもしれない

脱毛サロンやクリニックがクレジットカードでの分割払いに対応していなくても、あとから分割払いに変更できるクレジットカードを使っていれば、手続きするだけでクレジットカードでの分割払いができます。

この場合脱毛サロンやクリニックでは、一旦一括払いで決済します。
その後、自分とクレジットカード会社との間で分割払いへの変更手続きを行います。

会員ページなど、ネット上で簡単に手続きできます。

【クレカ】利用可能枠に収まらないかもしれない

クレジットカードには、利用可能枠が設けられています。

高額になりがちな全身脱毛や医療脱毛の場合、その利用可能枠を超えてしまうかもしれません。
もちろん脱毛単体で超えることは考えにくいですが、クレジットカードでの支払いが多い人は注意が必要です。

【クレカ】支払い条件の融通が利かない

クレジットカードで分割払いする場合、「回数」「毎月の支払額」「ボーナス月の支払額」など支払い条件の融通が利きません。

回数は最大でほぼ36回、ボーナス払いは全体の半額、などの縛りがあります。
そのため、毎月の支払額を基準に回数やボーナス払いを決めるといった調整が、基本的にできません。

医療脱毛をローンで分割払いするデメリット

医療脱毛をローンで分割払いするデメリットは、脱毛サロンのショッピングローンより審査が厳しい点です。

医療ローンは使用目的が医療に限定されているため、金利が低く設定されています。
金利の利率が低いほど、審査の難易度は高くなります。

とはいえ、あまり深刻に捉える必要はありません。
ショッピングローンと同様に、安定収入があれば審査には通ります。

医療脱毛をローンで分割払いするデメリットを体感することは、まずないでしょう。



ただし、銀行系の医療ローンを使いたい場合は別です。

そもそも、医療ローンを扱っている金融機関自体が少数です。
また、脱毛とローンの契約が同時にできないため、手続きが煩雑になります。

銀行系の医療ローンの方が信販系の医療ローンより金利が低い傾向にありますが、すべてではありません。
事前に金利を比較してみましょう。

あとは、煩雑な手続きをすべて自分でできるかどうかです。

脱毛で分割払いする場合の注意点

脱毛の分割払いにはデメリット以外にも、以下のような注意点があります。
事前に必ずチェックしておきましょう。

分割払いの注意点

  • 月額制(サブスク)ではない
  • 分割手数料の確認
  • 長期契約を結びがち

それぞれについて、以下で補足します。

分割払いと月額制(サブスク)を見分ける方法

脱毛サロンや医療脱毛クリニックでは、「月額○○円」や「月々△△円」などの月額表記がよく使われます。

そのため月額制(サブスク)と勘違いしやすいですが、まったくの別物です。
分割払いと月額制(サブスク)の最大の違いは、支払い総額が決まっているかどうかです。

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分割払いと月額制(サブスク)を見分けるには、支払い総額の表記を探せば簡単に分かります。



月額制(サブスク)で通える脱毛サロンはごく少数ですし、医療脱毛に月額制(サブスク)はありません。
月額表記は基本的に分割払いだと考えておけば、混同することはほぼありません。

分割手数料の計算方法

月額表記の支払い例が記載されていれば、大抵は分割手数料も記載されているものです。
ですが中には、分割手数料が記載されていない脱毛サロンや医療脱毛クリニックもあります。

そんな時は、分割手数料がいくらなのかを計算してみましょう。

「毎月の支払い額 × 支払い回数」-「一括払いする際の料金」

分割手数料は支払い条件によって変わるため、他社との単純な比較はできません。
それでも分割手数料がいくらかかるかは、事前に知って納得しておくべきです

長期契約に潜むリスク

医療脱毛は少ない回数で永久脱毛できるので、長期契約のリスクはありません。

問題は、脱毛サロンで分割払いする場合です。
施術回数が多いほど高い効果が期待できるため、支払いが楽な分割払いではついつい長期契約を結びがちです。

ですがその脱毛サロンの利用が初めてなら、長期契約には慎重になるべきです。
なぜなら、中途解約の可能性があるからです。

中途解約の可能性は主に、「効果がない」「予約が取れない」などです。

もちろん分割払いでも、中途解約すれば返金されます。
厳密には、未施術分の料金を支払う必要がなくなります。



ただし注意したいのが、返金対象期間の存在です。

長期契約にもかかわらず、返金対象期間が異常に短いケースがあります。
返金対象期間を過ぎたら、解約しても返金はされません。

特に長期間通うことが前提の通い放題プランには、注意が必要です。

初めて通う脱毛サロンの場合、まずは6回の短期契約で様子見することをおすすめします。

脱毛の分割払いで金利手数料を抑える方法

脱毛の分割払いには、上記のようなデメリットや注意点があります。
中でも特に、金利手数料が最大のネックではないでしょうか?

脱毛の分割払いを利用するなら、金利手数料を安く抑えて賢く利用したいものです。
クレジットカードでは難しいですが、ローンなら支払い条件の変更に融通が利きます。

元金を減らしたり支払い回数を少なくすれば、金利手数料を抑えられます。
具体的には、「頭金を入れる」「毎月の支払額を上げる」「ボーナス併用払いにする」などです。

また、「金利」が安いところで契約するのも、1つの方法です。
中には、分割手数料なしでローンが組める脱毛サロンもあります。

脱毛で分割払いするメリット

脱毛で分割払いするデメリットを中心にお伝えしてきましたが、もちろんメリットもあります。

脱毛で分割払いするメリット

  • 全身脱毛や医療脱毛にも手が届く
  • 自己処理から早く解放される
  • 大金を用意する必要がない
  • 支払いが楽になる

そして脱毛で分割払いする最大のメリットが、倒産解約返金リスクを大幅に軽減できる点です。
実は、大手人気サロンでも倒産している現実があります。

過去の事例を見ても、支払った代金は返金されていません。
施術を1回も受けていなかったとしても、一括払いでは1円たりとも返金されないんです。

施術は受けられないのに、多額のお金だけを理不尽に失います。

ですが分割払いなら、未施術分の支払いはほぼ停止できます。



倒産に遭遇する機会なんて滅多にありませんが、万が一の時には特大の被害を被ります。
倒産解約返金リスクも、長期契約をおすすめしない理由です。

まとめ

まとめ

脱毛で分割払いするデメリットについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

実は分割払い最大のデメリットである金利手数料は、低く抑えることができます。
そして、倒産解約返金リスクを大幅に軽減できる大きなメリットがあります。

総合的に考えれば、脱毛は短期契約をローンで分割払いするのがおすすめです。